今、病気になっても医療機関に行けない

今、新型コロナウイルス感染症になっても医療機関にたどり着けない可能性があります。また、外傷でも医療機関にたどり着けなくなっているかもしれません。

 

医師である私自身もそんな不安が出ております。

 

なぜでしょうか?

 

要因は2つです。

 

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、医療機関の病床が新型コロナウイルス感染症優先になり、人員もそちらに優先になり、他の疾患での人員が不足している状態になっています。

 

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、新型コロナウイルス感染症の病床もなくなっています。人工呼吸器にも限りがあります。ECMOもそうです。

 

 

これは、今、新型コロナウイルス感染症になっても治療されない可能性があることです。

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

新型コロナウイルス感染症にかからなようにするしかありません。そして、怪我をしない、病気にならないようにするには、人との接触を減らすしかありません。

100%無理かもしれませんが、できることからすることが大切です。

 

新型コロナウイルス感染症にかかっても、医療機関を受診しないなら、普段どおりの生活をしても良いかもしれませんが、新型コロナウイルス感染症にかかっても病院に行けない状況になっています。軽症が多いとは、自分は軽症である保証はありません。

 

悪くなっても病院にいけないこともあるのです。

 

ワクチンも含めて、政府の対応の悪さは誰もが判っていることですが、それを批判して、新型コロナウイルス感染症にかからないわけではありません。

 

今こそ、一人ひとりが「自分に対するワクチンが無い中で感染しないための緊急事態」と考えるべきかもしれません。

新型コロナウイルス感染症が災害のようになっている以上、自分の命をまず守ること、これが大切です。