COVID-19の対応の難しさとSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)

 

感染対策は個人でできることもありますが、個人でできないこともあります。

人の社会は人のつながりと分業が必要で、絶対に感染しない方法は、無菌な環境で、自給自足するしかありませんが、そのような環境は地球内はありません。生物である以上、腸内細菌も含めて、生物相互依存ですので。

 

ウイルスは変異する

 

残念ながら今の流行状況は、いわゆる変異株による流行が起こっているのではないかというのは、多くの人が感じているかと思います。水際対策の遅れがあったという結果論的な問題があっても、日本国内で変異する可能性はあるわけですから、変異株に対する対策を考えておく必要があるかと思われます。

 

感染対策は

 

基本的には、起こった事案に対策することになるかと思いますが、起こってくるであろう事案に対して、想定しておくことが危機管理の重要なポイントになります。

 

さて、緊急事態宣言によって減らしている間に、次の対策を考えていたのかは、おそらく皆さんが疑問にもつのは当たり前かもしれません。

 

何かを判断するときには、その根拠が必要ですが、今の政治の判断はその根拠は何でしょうか?

 

ただ、多くの方が、日本、何をやっているだろうと思っているのではないでしょうか?

 

以前、COVID-19の収束には、集団免疫が重要と書かせていただきました。

 

集団免疫には、ワクチンと自然感染しかありません。日本で新しく導入されているワクチンも多くは、ほとんどが海外からのワクチンです。

Hibワクチン、肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチン、子宮頚がんワクチン…

そして、新型コロナウイルスワクチン

 

基礎研究もそうですし、結果がすぐに出ない研究になかなか資金は集まりません。

 

Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)について日本は遅れています。

 

子宮頚がんワクチンの接種率の低下は、10年後に子宮頚がんの有病率を上げることになりかねません。風疹は、等しくワクチンをしなかったために、成人の男性に発症する状況が今起こっています。B型肝炎も定期接種化に遅れているので、有病率を減らすにはまだ時間がかかりそうです。

 

すぐに結果を求める意識を変えないといけないかもしれません。

 

今となっては、ワクチンの遅れ、様々な対応の遅れが目立つかと思いますが、今からできることもある気がします。

 

判断するには、その判断材料を明確し、前に進む意識改革が必要です。

 

何だが、COVID-19の対応に対して、打つ手がないのか、打つ手があるのでう打たないのか…。

 

きっと政治家の思考って、選挙で勝てば、禊は終わった、投票率が低くても、過半数を取れば、信任を得たという発想しかないので、長期的判断、良い結果の中にも反省点ということができないのかもしれません。