2017年になってしまった…

年を重ねていくことで、だんだん、1年が重く乗りかかってくるような気がしています。今まで生きてきた時間より残っている時間は明らかに少なくなってきました。

2016年は、個人的にはあまり良いこともありませんでした。

2017年も既に3日経ちましたが、良いスタートを切ることができませんでした。この1年がまた重く乗りかかるのかもしれません。

 

さて、社会全体を見れば、昨年はネット内容の真偽が問われました。これはやはり、ライターのモラルかもしれません。以前、私自身もネットニュースに振り回されました。

 

小説を書こうとした時に、私の好きな歴史もので書き始めると、多くの資料が必要であることに気づいて断念しました。医学的記事は、医師であること、論文を理解できることなどを強みに書いています。当然、医薬品・医療機器に関する法律および著作権法に抵触しないように書いているつもりです。

何分、知的財産管理士と行政書士の資格を持っていますので…。

こんな時に資格が役に立ちます…。

 

インターネットの情報は玉石混交です。良い情報があるのも事実です。

そこで、今年のオールアバウトの記事は、そんな情報の真偽をいかに判断するか、判断できる方法を少し書いてみる予定です(既に書いて、校正中です)

 

昨年、校正ガールというドラマがありましたが、校正は重要です。書くより、校正の方が結構大変だったりします。

私自身は、必ず、3回読むことにしています。そのため書籍の場合は、結構大変です。その意味では、小説など夢のまた夢かもしれません。

 

Facebookにも書きましたが、今年は、資格を最低1つ増やすことと書籍を上梓することです。

 

なかなか更新できていませんが、今年もよろしくお願いします。

WELQから見た物書きの難しさ

All Aboutで記事を2005年から書き始めております。ある意味、ライター歴11年と言ったところでしょうか…。まだまだ未熟者です。

 

逆にいれば、気づけば、もう11年も経ってしまいました。

そもそも、All Aboutに賛同したのは、玉石混交のネット情報の取捨選択を専門家がしっかりと行うことです。

 

All Aboutのガイドとして認められるには、面接があったりするわけです。さらに、写真と実名を出すことが必須でしたので、記事の信頼を担保されていると思います。

 

All Aboutの健康分野は医学的知識のある人が書いていることが強みだと思います。しかし、医師は普段、文章が上手いわけではありません。時々、「チームバチスタの栄光」の著者である海堂尊氏のように上手に文章が書けたらと思ってしまいます。

 

文章は編集の人と一緒に記事を仕上げていくことが多いです。できるだけ、専門用語を避けたいと思って書くと、結構くどい文章になったり、第3者が読んでみないと判らないことが多々あります。

こうした苦労を得て、記事になるわけですが、私自身、患者さんに説明する時にもそのプロセスが役に立っていますので、ある意味、Win-Winです。

 

書く時には、基本的に医学論文や官公庁の報告書などを参考しています。

私自身も数多くの医学論文を書きましたが、著作権には注意していました。3級知的財産管理士を持っていますから…。

 

また、医師になってから、様々な分野の勉強しましたので、少しは医学以外の知識もあると自負しております。

 

記事も書籍もそうですが、当たり前のことを書いてもインパクトが少ないです。でも、医学的情報が不正確であると、健康被害を起こす可能性があります。そのため、公正、中立が大事になってきます。これが意外に難しかったりしますが、心がけることはできます。

 

ぶれずに皆様のお役に立ている情報提供に努めていきますので、これからもよろしくお願いします。

 

ライターと思われていますが、診療、臨床研究を学会発表し、論文にしたり、学会活動をしたり、講義をしたりと何だが忙しく過ごしております。そのため、言いわけですが、ブログが更新できていませんでした。すみません。

 

最後に診療の合間に、現在、数年越しで物書きをしておりますが、本になるまでは時間がかかります。また、発売日が決まりましたら、お願いします。

 

麻疹(はしか)が流行の兆し

恐らく、関西国際空港が発端の麻疹が流行の兆しが見られます。麻疹が輸入された可能性が示唆されます。

All Aboutで既に記事にしておりますが、個人的な考え方をブログで補足します。

 

しかし、現在の報道では、小児での発症が少ないと思われませんか?

 

そうです。MRワクチンを2回接種していると、感染しない可能性が高いのです。

 

2015年12月発刊の小児科臨床という学術雑誌の別冊である「小児感染症2015-小児感染症のマネージメント」に、「MR(麻疹・風疹)ワクチン-古くて新しいupdate-」という原稿を書かせていただきました。医学的な内容ではありますが、麻疹と風疹という病気を表にまとめた自信作もあったりして、もしよければ、読んでいただけたら幸いです。

 

MRワクチンは1~2歳までに1回(第1期)、5~7歳までに1回(第2期)の2回接種します。

 

2010年から2014年のデータでの接種率が第1期が95%以上、第2期が92%以上です。

 

この2回接種するようになったのは、2006年からです。

つまり、2006年に7歳未満、16歳では2回接種していることになります。また、2008年4月1日から2013年3月31日までの5年間では中1と高3どちらかでMRワクチンを1回接種しています。この接種率は悪いのですが、定期接種としては、2008年に18歳なら、26歳ぐらいまでは2回接種していることになります。

 

では、27歳以上では、1回のみの可能性が高くなります。2007年~2008年に10~20歳代に麻疹が流行したことからも、1回では不十分であることが言われています。

 

では、今、何をすべきでしょうか?

対策するときに重要なのは、現状把握ですよね。

つまり、自分の麻疹の免疫状態を知ることです。予防接種なら2回接種しているかどうか、過去に血液検査で抗体検査をしたかどうかです。

自信がなければ、今、速やかに予防接種した方がいいかもしれません。ただし、定期接種でない場合は、任意接種と言って自費になってしまいます。自費の場合は、病院によって値段が異なります。10000円前後の事が多いかもしれません。

もし、抗体があっても予防接種しても、より免疫が強化されることになりますので、無駄にはなりません。

 

麻疹は効果的な治療方法がないので、ワクチンで防ぐしか方法がありません。

生涯現役か定年か

生活するためには、働かなくてはいけない。そのためには、死ぬまで、生涯現役として働く必要があるかもしれない。一方で、技術的な仕事であれば、年齢を重ねると難しくなることもあります。そして、それが周りに迷惑をかけることにもなります。

 

医師の仕事では、勤務医には定年があり、開業医には定年がない。しかし、高齢になると、満足できる医療が提供できるかどうか、少なくとも自分に関しては、自信ももってできるとは言い難い。とはいえ、経験の積み重ねは臨床医にとって重要なのも事実であり、私のように、メスを持っていないので、メスを置く時期を考える必要はない。

 

とはいえ、自分の限界もあり、その限界を知ったときに、定年ではなく、自ら引退すべきなのかもしれません。

 

年齢を重ねると、まずは体力的なことに対しては厳しくなってくるので、その意味では定年は節目かも知れません。

 

生涯現役は難しいなら、1つの節目をもって、同じ仕事ではない形を考えていく方がいいのかなと思っています。

 

定年を迎えるであろう15年後をどうするのか?

もっとも今日を生きることで精いっぱいで、15年後を計画したとしても、その通りになるわけでもない。15年後があるとは限らない。

もし、あれば、医学的経験と知識を生かした、周りに迷惑をかけない仕事ができたらと思っていますが、果たして、どうなることやら…。

 

いつ、明日が来なくなるとも限らない。

 

昨日があって、今日があり、今日があって、明日があります。

この連続です。昨日のことは昨日のこと、明日は判らない。今日生きている。

 

できないことはできない、できることはできる、

 

もちろん、できないと思っていてもできることもあります。生涯現役なら、駿馬も老いては駄馬にも劣ると言いますので、できないことが多くなる時に、できないことをできないと受け入れることも必要かもしれません。

 

自分の出処進退をしっかりと把握しておきたいものです。

晩節を汚すことの無いようにしたいものです。

マネージャーは要

多くの人は、自らの予定などを管理し、自分の仕事をしている。マネジャーや付き人は、タレントで言えば、身の回りのことをして、仕事を持ってきたり、交渉したり、スケジュールを管理します。タレントの影のように表に出ないものの、大変、重要な役割りをしている。

 

もちろん、私には、マネジャーはいないので、自ら、仕事をし、自らタイムスケジュールをし、取材などの依頼についてもすべて一人でこなさないといけない。たまに重なってくると大変と思う時があるものの、1日でできそうな依頼は1日で終わらすことで、何とかしている。しかし、スケジュールは時々、抜けてしまうことも…。

 

原稿は基本的に書き上げ、本も一人で書き上げたと言いたいところですが、編集者、出版社の方の力を頂いて、最終的に1冊の本ができています。

ササッとわかる 「アトピーを正しく知って治す新常識」 (図解 大安心シリーズ)

ササッとわかる 「アトピーを正しく知って治す新常識」 (図解 大安心シリーズ)

 

 

個性のある集団では、その間でうまく調整するマネジャーはタレントより重要な存在かも知れない。個性のある人々をうまくまとめるまとめ役とも言えます。

 

日に当たることがなくても、なくてはならない存在を失ったとき、集団が崩壊することもあります。

 

日が当たらないこそ、その有難味が判らないことがあるのではないでしょうか?

 

スターの陰にはそれを支える人がいる、選手にはコーチがいる。

 

目に見えていない部分には、実は重要なことがあることをつい我々は見逃しがちです。

初心者マークの著名人の政治屋さんがまたできてしまった。

私は政治不信である、でも、選挙には必ず行っている。棄権したい気持ちを抑えている。誰に入れてよいか判らないから本当は棄権したい…。

最近、投票すると死に票になっていることがあり、ある意味、マイノリティかもしれない。

 

基本は私は保守系である。なのに、今回は、憲法改正には反対である。憲法は政治家を制御するために必要であって、今の政治資金規正法しか作れない政治家に、国民のために憲法が作れるとは思えない。

 

とはいえ、今の政治家に失望し、政治屋さんしかいない気がしている。国全体をしっかりと考え、国民の財産、健康、安全を守ることを考えている政治家は今の世の中に居るのだろうか?

 

権力と金ばかり

 

さらに、知名度が高くて、政策も具体的な方針もなく、特定の領域を改善したいと思って当選した政治屋さんがまた登場しました。そうした方を推薦したのは政党なので、これから政党が教育しているのかもしれません。そのために、国民の税金から政党助成金を支払っているのかもしれませんが、少なくとも政治家になる以上、法律概論、政治システム、社会システム、六法ぐらいは知っておきたいものです。

税金で選挙して選ばれ、選ばれてから税金で勉強でき、月200万の歳費と調査費が、税金を原資に支払われています。

それでも、早くに立派に仕事にできるようになれば、いいのですが、単に政党の数の一人になってしまわないでしょうか?

 

我々、国民は公約が守られたという実感はあるでしょうか?

 

国民の生活を知り、国民と同じ生活をして、問題点解決を公約として、具体的な企画概要まで作って立候補し、当選した政治家はいるのでしょうか?

少なくとも、私はそんな政治家を日本では見たことがありません。

21世紀が始まって15年、人口減少、経済低迷などなんだが世紀末のような感じで暗い。

 

 

 

過半数は正しいか?

大阪都構想、イギリスのEU離脱問題において、住民投票国民投票で僅差で決しました。

 

さて、ここで、僅差で過半数になった場合、過半数なので、多数決の原理から言えば、過半数になった事案が実現されることになります。

 

A案が賛成か反対かの投票があり、投票数が10万あったとして、

2票差で賛成が反対を上回ったと仮定します。

賛成 5万1票 反対 4万9999票です。

 

さて、この4万9999票は、まさに死票になります。この人たちの思いは多数決の原理から言えば、ゼロになってしまうわけです。

 

重要な問題は、2/3という方法を取ります。

 

2分する問題は、できるだけ、丁寧に説明して、なるべくなら、拮抗しない方が望ましいのかもしれません。

 

さて、後戻りやリベンジできない問題について、より詳細な説明と同意が必要と思われます。

 

大阪もイギリスも、数年後にはどうなっているのでしょうか?