後手後手になってしまうと
2月下旬から集会などの自粛要請、3月2日から大学以外の休学、3月上旬から入国制限になりました。
どう思われますか?
今、新型コロナウイルスのクラスターの発生は2月15日前後に起こって、今発症しています。これは集会などの自粛要請前です。
感染経路が不明な症例が増えている。長い潜伏期間を考慮すると、2月上旬に入って、潜伏期間を得て、感染が拡大していると考えるのが妥当かもしれません。
それを考えての結果論ではありますが、入国制限をするなら、1月下旬の春節前だったでしょうし、集会自粛は、その2週間後だったかもしれません。
インバウンド減少による経済損失を懸念したためであれば、今の経済損失のほうが大きくなっている可能性があります。
今となっては過去を考えても仕方がありませんので、次のステップを考えていくことになります。今、増えているのは2月中旬に感染したクラスターの拡大です。
だとすれば、さらにクラスターを防ぐには、残念がらトータル4週間の集会などの自粛要請になるかもしれません。また、クラスターに出席した人の不要不急の外出自粛で、クラスターの拡大を防ぐことになります。
今回の学校の休校もある程度の効果があるかもしれませんが、集団発生しているのは、密室で接触距離が短い場所ですから、学童保育、保育園と学校とどちらが感染リスクが高いのでしょうか?
クルーズ船、ライブハウス、卓球場、屋形船、ジムなどでのクラスターの発生は何を意味しているのでしょうか?
多分、誰もが疑問に持っていることに、今の政府は応えてくれているのでしょうか?
マスクの転売禁止もいよいよ医療機関になくなっている時期になってからですから、異感染予防の点で既に医療機関は危機的状況になりつつあります。
院内感染を防げなくなる状況で大丈夫でしょうか?
やはり何か後手後手になっています。
もちろん、未来を予想するのは難しいし、時にはその場その場の判断になるのは仕方がないことかもしれません。ただ、その場その場の判断でもこれでだめなら次はどんな手を打つかどうか、そして、その手を打つ基準は何なのかという手を打てているのでしょうか?
申し訳ないですが、今はかなり不利な状況になりつつあると思われます。
この状況を変えるには、後手になっている手を先手に変えていくしかありません。
コロナウイルスは、夏には強くありませんので、夏には散発的になる可能性がありますので、そこまで抑え込めるかどうかです。そして、その時点で、まだ世界で流行があれば、オリンピックをしたら、再流行し、冬に向けてどんどん流行が拡大するかもしれません。
SARSは 2002年11月16日の中国の症例に始まり、
多分、医学的知識がなくても、SARSより早く終息するとは思わないでしょう。
オリンピック開催にはかなり英断が必要かもしれません。これも後手にならないことを祈っています。