他人の型を飲み込む器量を

十人十色と言う言葉で示されるように、十人いれば、十人、違った考え、違った価値観があります。そして、やはり、自分が常に正しいと思っていては、自分の主張を通すことになります。

 

でも、それでいいのでしょうか?

 

いろいろな意見をしっかりと合わせながら、いいものにしていく姿勢が最近少なくなってきたように思います。

 

声の大きな人が場を仕切っていく、確かに、自分に自信があれば、自ずと声を大きくなるでしょう。そして、相手に同意を求め、自分の主張を通していきます。

 

これだけは譲れないこともあるかもしれません。

 

何かを決める時には、リーダーシップは必要ですが、強引さは不要です。

 

人が失敗する時に、大きな弱点が「思い込み」です。思い込みは油断を生みます。強引さは思い込みの結果にほかなりません。

 

政治とは、正しく治めるわけですから、治めるのは押し付けるのではありません。

 

ぜひとも、相手の意見にも耳を傾け、妥協点で着地することが、一番、ソフトランディングのような気がします。

 

他人を自分の型にはめてしまい、その型に外れたことに非難するのではなく、自分の器を大きくして、他人の型をも飲み込むぐらいの器量がリーダーには必要です。

 

了見は広くしたいものです。

 

議論がかみ合わないとき、それは自己主張ばかりしているときかもしれません。

相手の言葉に耳を傾ける、相手は頭ごなしに決めつけない、それがコミュケーションに必要ですし、コミュケーション不足が誤解が生まれます。