怒られたくないし、怒られない子どもたち

■一発アウト 新入社員がつい口にする「最新NGワード10」

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/158254

 

最近は、自身の能力に自信を持つ“意識高い系”の若者が多いためか、会社の先輩や上司に“NGワード”を言う新入社員が増えているそうです。例えば、入社試験の面接で、面接官が「最後に何か質問はありますか?」と聞くと、かなりの率で「今の面接、何点ですか?」と返ってくるのだとか。また、企業で研修をすると、二言目には「でも」「一応」といった言い訳めいた言動をする新入社員が目立つのだそうです。

 

■学校で体罰禁止

私の小学校の頃は良いか悪いか、別にして、悪いことをすれば、叩かれたものです。今の小学校では、体罰は大きな問題になってしまいます。教師が子どもに気を遣うようになっていませんか?暴力を容認するつもりはありません。しかし、言語で善悪が判らない時にはどうしたらよいのでしょうか?結局、怒り方もできていないし、怒られ慣れていません。

 

■自分の評価を気にする

「今の面接、何点ですか?」というコメントが出てくるのは、おそらく、今の教育で点数で評価してきた結果かもしれません。試験は点数で出ます。大学入試でも、面接点をつけている大学もあります。短時間で、人を評価するのは難しいものです。面接官を何を判断しているか判らないので、その確認と、落ちても次に生かすためと思っているのかもしれません。

 

■言い訳をする理由

怒られたくないからです。怒られることに慣れていないので、先に手を打っているわけです。一種の心の防衛反応です。

果たして、一発NGとして、あまりNGとする必要はないと思います。今の世の中は、結果論ばかりで評価しがちです。そのプロセスを見ていません。結果が悪ければ、人を責める風潮がある以上、「一応」は仕方がないのかもしれません。

 

■短い人生です

人生経験がある人からみれば、NGでも、人生経験の少ない人にNGと考えないことはあるものです。

もう少し、長い目で見てあげたらどうでしょう?

 

上司の人も自分も昔はそうだったかもしれません。もし、今の若い人に対する言葉はきっと、自分らの時代の付けかもしれませんよ。いずれ、皆年を取っていきます。

 

意外と?と「後生恐るべし」かもしれません。

自分自身は、不惑の年ながら、全然不惑ではありませんが、年齢を重ねると、無茶ができなくなるか、一度きりの人生をどう過ごすかと考えるようになりました。

若い人から学ぶことも多いです。

他山の石のように、人それぞれ、学ぶことが多い、先人でも謙虚になる必要があるかもしれません。