「STAP細胞はありません」という一言で…


Yahoo!ニュース - 理研、小保方氏の検証結果を19日に発表 本人は「心身の状態悪い」と欠席 (産経新聞)

 

→執筆した論文(撤回済み)と同じ手法でSTAP細胞の作製に取り組み、期限の11月末に終了したが、細胞は作製できなかった。

 

■再現性がなければ科学とは言えず

時に、常識では考えられないことが、発見につながります。ただ、頭での空想と現実とは異なります。理論的にはあったら面白い理論だったと思います。しかし、状況証拠からすれば、STAP細胞は、SFの世界になってしまったようです。実験した本人が真実を知っているはずだと思います。少なくとも本人が説明すべきかもしれません。あれだけ、存在すると言い、200回も作成したと言った以上、その言葉に対する説明は必要かと思います。心身の状態が悪いのは、真実を今さら語ることができないからという疑念も生まれてしまいます。

 

■このままだと

だます意思があったかどうかで、悪質かどうか判断されることになるかもしれません。何のために、STAP細胞を発表したのでしょうか?注目を浴びる研究は、必ず科学者は追試します。追試されると、いずれ白黒か証明されるわけです。なぜ、このようなことをしたのか?科学者としての資質が問われてしまいます。

 

■実験

なかなか理論通り行かないものです。失敗することもありますが、その失敗から新しいことが生まれます。ペニシリンの発見は、細菌培養でカビを混入させてしまった結果、発見されました。しかし、失敗ではなく、成功を作り上げることは既に実験でなくなってしまいます。何よりも実験には費用がかかります。お金が無ければ、アイデアがあっても実験できません。お金と時間が必要なのです。そのお金を得るには結果を出さないといけない。でも、1つの成功に99の失敗があると言われます。1回で成功することは稀です。

 

結局、このSTAP細胞という細胞の存在を主張することで、何を得たかったのか、私には判りません。名声でしょうか?お金でしょうか?

他人の言葉で、検証実験の結果を語られるよりは、「STAP細胞はありません」という一言で、皆、理解できるのではないでしょうか?